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断水不要、
電源工事も不要

電源工事が困難な場所への設置や、
コストを抑えた監視システムの構築に。

  • 「電池式挿入型電磁流量計」は、日本の上水道で多くの実績ある「多電極挿入型電磁流量計」の姉妹製品です。
  • 設置やメンテナンスに断水やバイパス管は不要、電池で駆動させることができますので、電源工事も不要です。
  • 変換器画面の表示のほか、ロガの機能と専用ソフトを使用して、瞬時流量、積算流量などのデータをPCにダウンロードすることもできます。
  • MODEL B395P/B394P(多電極タイプ)は100A以上での配管での使用となります。
    75Aの配管はMODEL B395SP/B394SPをご使用ください。
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概要

バッテリーメタルマルチマグは電池で駆動させることができるため、
断水はもちろん電源工事も不要。
データは専用ソフト、もしくはmicroSDカードから直接PCにダウンロード可能です。

センサは強固なSUS製で、100Aから3500Aまでの配管に対応。
配管口径により2~8対の多電極による正確な測定で、
全国の水道で活躍しています。
※75A配管にはバッテリーメタルシングルマグをご使用ください。



測定原理

※測定原理は「多電極挿入型電磁流量計メタルマルチマグ」と同じです。

図の説明

「多点」測定の高精度 

バッテリーメタルマルチマグは複数の電極による多点測定方式で、挿入型では唯一の高精度を実現、上水道などでの流量測定に最適です。
流量を正確に測定するには、配管全体の平均流速を正しく検知する必要がありますが、流速は管壁付近と中心付近では異なり、その分布は流れの変動にともなって変化します。したがって従来の挿入型流量計の1点のみの測定では、正確な値は期待できません。

バッテリーメタルマルチマグは2~8対の電極で複数ポイントを実測して平均流速を算出するため、信頼性が高いとされる通常の電磁流量計と同様の高精度の測定が可能です。
測定精度は片方向測定タイプ(MODEL B395P)が読み値基準の±1%(RS)±0.0018m/s、双方向測定タイプ(MODEL B394P)が±2%(RS)±0.0018m/sとなっています。

超音波流量計のように管壁や取り付けの状態などに大きく影響を受けることもありません。
従来の挿入型や超音波流量計では不安のある、変化の大きい配水流量などにもお薦めです。

特長

※施工方法は「多電極挿入型電磁流量計メタルマルチマグ」と同じです。

電池駆動

3.6V単一型塩化チオニルリチウム電池3ヶを使用、電源工事は不要です。
電池寿命は使用環境、記録間隔など使用方法にもよりますが、概ね3~5年で、変換器内に収納された電池は現地での交換も簡単です。
AC100-240Vの外部電源端子も装備されており、DC12-35Vの使用も選択可能です。

データロガ機能

変換器のmicroSDカードにデータを記録、PCにダウンロードすることができます。
このデータはMicrosoft®Excelデータとして保存できますので、管理、加工に適しています。
記録できる項目は積算流量、瞬時流量、警報の記録などです。
60秒ごとの記録で約2,000日分の容量がありますが、確実なデータの保存のため、なるべく短期間で定期的にダウンロードすることをお薦めします。

4-20mA出力、積算パルス出力

変換器には4-20mA出力と積算パルス出力の機能があります。
ただしこの機能を使用するためには、別途回路用の電源をご用意ください。

「不断水」の施工、メンテナンス

センサの設置は一般的な割T字管やサドル分水栓などを使用し、水の運用を止めずに行えるため、夜間工事などの断水に伴う手間もありません。
基本的に水道水、清水で使用する場合に定期メンテナンスは不要ですが、通水したまま配管からセンサを引き上げることもできますので、バケツなどの容器で気軽にゼロ点確認を行うことも可能です。
将来的にスケールの付着が見られた場合はクリーニングも簡単です。
したがってバイパス管は不要、古いバイパス管からの赤水を心配する必要もありません。

図の説明

トータルコストの縮減

大口径のメリット大。(最大3500Aまで対応)
新設配管にも。

センサは1~2号マンホール程度のピットでも設置が可能で、バイパス管も不要、クレーンなどを必要とすることもなく、施工にかかる人数も時間も節約できるため、通常の電磁流量計よりも工事のコストが縮減できます。

機器費も通常の電磁流量計よりも、口径が大きいほど割安となり、トータルなメリットで断水が気にならない新設配管でも採用されています。

図の説明

せまいスペースにも

既設ピットにも柔軟に対応

新たにピットを作る場合には1~2号マンホール程度、既設のピットを使用する際にも、他の流量計では取り付けられない狭いスペースにも設置が可能です。

センサ挿入時には一定以上の高さが必要となりますが、天井の高さが足りない場合は斜めから挿入するなどの方法もあり、現場下見の上、施工方法をご提案いたします。

センサは水中形、逆流測定も可能

MODEL B394Pを使用すれば逆流測定も可能です。
片方向測定タイプ「MODEL B395P」の測定精度が±1%(RS)±0.0018m/sに対して、
双方向測定タイプ「MODEL B394P」の測定精度は±2%(RS)±0.0018m/sとなっています。

センサの耐水規格は水中形相当のIP68で、ピットの水没にも安心です。
※維持管理のため、なるべく水はけの良い箇所に設置することをお薦めします。
 水没したまま放置されることはお薦めできません。
 なお変換器は水没対応ではなく、なるべく湿気の少ない環境で使用してください。

オプション

以下のオプションがあります。

・SUS製専用ソケット50A(サドル分水栓接続用)
・SUS製専用フランジ75A(上水用バルブ75A接続用,7.5K/10K/16K/分岐付き)
・センサ挿入用工具(無料貸出し可)
・弊社調整員による現地調整作業

分岐付き専用フランジ 

圧力計やエア弁などとの使用

メタルマルチマグのセンサは、75Aのバルブを使用して配管に取り付ける時、「専用フランジ」や「専用ソケット」を使用します。
この専用フランジ、専用ソケットには途中に分岐を設けたタイプ(オプション)もあり、ここに圧力計やエア弁などを接続することができます。
流量とともに水圧なども測定したい場合や、エアが溜まる可能性がある場合などに便利です。

※原則的にセンサはエアのない箇所に設置してください。
※圧力計やエア弁は別途ご用意ください。

図の説明

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仕様

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