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〒107-0052 東京都港区赤坂2-4-1 白亜ビル

    

非接触型面速式流量計 フローダール

    

流体に非接触で設置が簡単、メンテナンスコストも軽減

  • 水路の上空にセンサを設置するため、設置作業も流体が流れたまま行えます。
  • 流体に触れないセンサは、基本的にクリーニングも不要です。
    異物の蓄積による故障の心配もありません。

デモによる事前測定を承りますのでご相談ください。

<測定対象>河川水、海水、上・下水道、農業用水、薬液混合水、冷却水、パルプ水、工業用水、工場排水、処理水/スラリー液など

概要 測定原理 機器構成 事例集 仕様 ダウンロード

概要

従来品のようにセンサを水中に沈める必要がなく、設置とメンテナンス作業が大幅に改善されます。

流速の測定には、画期的なドップラ式レーダ波を使用。
センサから流体への発信波と、液体からの反射波の周波数の変化をもとに、全体の平均流速を算出します。
水位の測定には超音波式と差圧式を併用し、水位変動の大きな水路などには大型水位センサのオプションがあります。
また水路が満水になってセンサが流体に浸かる場合には、電磁式センサで流速を測定します。

「フローダール」には、固定型変換器(MODEL 465FL)と可搬型ロガ(MODEL 460FL)の2種類があります。
ともにデータロガとRS232C出力の機能を持ち、固定型には4-20mA、積算パルス、警報の出力があります。
蓄積したデータは、専用のデータ処理ソフト(MS-Windows対応、英語版)でグラフ化することも可能です。

流体に触れずに流量を測定する最新技術を駆使、従来型の問題を解決します。

従来型の問題点1従来型の問題点2

測定原理

原理原則

ドップラ・レーダ波で検出された流速と、超音波で測定された水位をもとに流量を算出します。

測定原理
<平常時の設定は〜流速センサ>(レーダ・ドップラ式〜流体の平均流速を算出)

流速測定はレーダ・ドップラ方式です。
センサからの発信波と流体からの反射波の周波数の違いから、流速を算出します。
レーダ波は流体の表面に照射されますが、フローダールの独自の技術により、条件の良い環境下では流体の平均流速が割り出されます。
(必要な場合には、当社で確認、調整を行います。)

<水位センサ>(超音波式〜流体の断面積を算出)

平常時の水位測定は超音波方式です。
測定した水位データに、変換器(またはロガ)に入力された水路の形状、大きさを掛け合わせて流体の断面積を算出します。  

<瞬時流量>(平均流速×断面積で自動演算)

瞬時流量は、算出された平均流速に、流体の断面積を掛け合わせて自動演算されます。

<センサが水没する場所では〜電磁流速センサ>

センサは一時的な水没には対応可能な仕様となっています。
センサが水没する場所では電磁流速センサを使用すると、流速の測定が可能となります。
電磁流速センサを使用する場合、流速検知電極が水路のほぼ上端に位置するように設置します。
センサが水に浸かると流速は電磁流速センサで実測し、水位は水路が満水になったものとみなして設定された最高水位を維持して瞬時流量を算出します。

測定原理。センサが水に浸かった場合

当社は、デモンストレーション器による事前確認を基本とさせて頂いております。
お気軽にご相談ください。


機器構成

フローダールの機器構成
<固定型変換器/可搬型ロガ>

固定型変換器、可搬型ロガから選択して頂きます。

固定型変換器 1箇所での常時測定、監視に適しています。

3点ある4-20mA出力は、瞬時流量、流速、水位から項目を選択できます。
他に1点の積算パルス出力と、2点の警報出力が使用可能です。

この固定型変換器にもロガの機能が標準装備されており、最多で約820,000個のデータを記録することができます。

ディスプレイには、瞬時流量、積算流量、流速、水位などを表示させることができます。

変換器1台に2台までのセンサを接続することが可能です。
可搬型ロガ 電池駆動の記録計で、マンホールなどに仮設することも可能です。

電源(AC100V)の確保できる場所では、オプションの電源装置を使用すると電池寿命の心配がありません。

記録可能な最多データ数は324,864個で、例えば3項目を15分間隔で記録する場合、約1,128日分です。

接続可能なセンサ台数は1台のみです。

設定は専用ソフトを使用してPCで行います。

信号出力はありません。
<センサ>

センサには2つのタイプがあり、どちらかを選択して頂きます。

標準センサ [レーダ式流速センサ]+[電磁式流速センサ]+「超音波式水位センサ(標準)]

レーダ式流速測定範囲:0.23〜6m/s(目安)
電磁式流速測定範囲 :±4.8m/s
水位測定範囲    :0.0065〜1.52m(超音波式センサから水面までの距離)

  • センサが水に浸かる場所では、検知電極を水に浸して測定する電磁流速センサを併用します。
  • このセンサが作動すると水路が満水になったものとみなし、設定された最高水位を維持するので、検知電極は水路のほぼ上端に位置するように設置します。
大型センサ [レーダ式流速センサ]+[電磁式流速センサ]+[大型超音波式水位センサ (分離型)]

レーダ式流速測定範囲:0.23〜6m/s(目安)
電磁式流速測定範囲 :±4.8m/s
水位測定範囲    :0.45〜6.1m(超音波式センサから水面までの距離)

  • センサが水に浸かる場所では、検知電極を水に浸して測定する電磁流速センサを併用します。
  • このセンサが作動すると水路が満水になったものとみなし、設定された最高水位を維持するので、検知電極は水路のほぼ上端に位置するように設置します。
  • 加えて水位変動などにより、水面が超音波式水位センサから1.5m以上離れる場合に、大型水位センサを併用します。
※センサから0.45mの距離は不感帯となるため、それを考慮して取り付けます。

 

仕様

変換器

  MODEL 465FL (固定型) MODEL 460FL (可搬型)
項目 固定型 (ディスプレイ付き) 可搬型 (ロガ)
寸法 H254mm × W288mm × D121mm (凸部除く) ※1 H407mm × W252mm × D220mm ※1
材質 本体:ABS樹脂、前面カバー:ポリカーボネート ※2 本体:ABS樹脂 ※2
重量 3.2kg 電池なし:4.5kg
電池2個含む:6.3kg、同4個含む:8.2kg (重量は目安です)
使用温度 −15〜60℃ ※3 −18〜60℃ ※3
記憶容量 最大829,440個 (16項目記録の場合、1分間隔で36日)
データ量が満杯になった時は古いデータから順に上書きされます。
最大324,864個 (3項目記録の場合、15分間で1,128日)
通信方法 USB (A-Bコネクタ付ケーブル付属) USB、RS232 (Baud rates:9600,19200,38400,57600,115200)
設定 本体キーパッドで操作可能
(データ処理と保存はPC専用ソフト使用) ※4
ソフト別売り (英語版) ※4
ディスプレイ QVGA カラー液晶
4-20mA 標準:3系統
0/4-20mA@14VDC (選択)、
外部電源使用の場合:最大18VDC
パルス出力 積算パルス×1、警報出力2系統 (high voltage relays)、
FormC、SPDT、AC20-230V、2.0A ※5
入力 AC電源仕様:100-240VAC、50/60Hz、15W
DC電源仕様:10-30VDC、15W ※6
DC8〜18V (内蔵電池もしくは外部電源使用)
最大消費電力:2.5W
電池 バックアップ電池接続可能 (オプション) 6Vランタン電池×2個
もしくは4個 (乾電池もしくは充電池。混用不要)
電池寿命 標準センサ、電池4個使用、記録間隔15分で約185日 ※7
耐水規格 NEMA 4X/IP66 NEMA 6P/IP68 (水深1.8mで24時間)
接続可能センサ 2台まで 1台
  • 詳細は外形寸法図をご覧ください。
  • 筐体は完全防水構造ではありません。直接液体がかからない場所に設置してください。
  • 仕様範囲外でご使用の場合はご連絡ください。
  • 設定ソフトはWindows(95/98/2000/Me/NT/XP/7/10)対応です。
  • DC入力仕様はご注文時に選択できます。受注後の変更はできません。
  • 電池寿命は、サンプリングするインターバルと設置環境によって異なります。
      

センサ

Bタイプ(標準) Cタイプ(大型水位センサ付き)
特長 水位センサから水面までの距離が1.52m以内の時に使用 水位センサから水面までの距離が1.52m以上になる時に使用
測定  開渠・暗渠における水位、変動流の流量測定 ※1
サンプリング周期 1分間に1回
測定対象流体 河川水、海水、上・下水道、農業用水、薬液混合水、冷却水、パルプ水、
工業用水、工業排水、処理液/スラリー液 等
筐体 寸法 H394mm × W423mm × D174mm H394mm × W511mm × D174mm
材質 ポリスチレン樹脂
耐水規格 IP68
重量 5.4kg 6.7kg
周囲条件 使用温度 0〜50℃
センサケーブル
※2
外装 ポリウレタン被覆 (外形φ12×2本) ※3
長さ (標準) 9m
長さ (オプション) 18,21,30,36,45,51,60,67,76,91,106m







流量測定 測定方式 流速×流体断面積演算方式
精度 ±5.0% RS ※4
流速測定
※5
測定方式 レーダ・ドップラ方式
測定範囲 0.23〜6m/s
精度 ±0.5%;±0.03m/s
水位測定
※6
測定方式 超音波方式
測定範囲 0.0065〜1.52m 0.45〜6.1m
精度 温度補償後精度 1%±0.0065m







流速測定 測定方式 電磁誘導方式
測定範囲 ±4.8m/s
精度 ±0.046m/sもしくは4%(RS),±0.015m/s
水位測定 測定方式
測定範囲 水路 (配管) の最大水位を維持
  • 流路断面の形状は円形、矩形を標準とします。
  • ケーブルは延長が可能です。あらかじめご相談ください。現場での延長ならびに切断はできません。
  • 電磁流速センサのケーブルが付加されるため、センサ・ケーブルは2本になります。
  • 測定点における水路の流れが標準的な整流状態で、且つ越流がない場合の精度です。一般的に取付水路には上流側10D、下流側5Dの直管部が必要です。
  • 流体の表面に波や気泡などの反射対象物がない状態では測定できません。
  • 測定範囲とは、超音波センサ面から液面までの距離です。

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