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電位差法き裂伸展モニタ CGM-7/DCM-2

  • 電位差法とは金属の「き裂」成長過程を電気抵抗値の変化を利用してモニタリングする測定器です。   
  • 交流(ACPD)および直流(DCPD)の2方式があります。   
  • 超音波やX線を利用した測定機に比べ設置しやすく操作も簡単です。   
  • 測定チャンネルは2系統あり、き裂測定と同時にリファレンス測定が可能です。   
  • スキャンユニットを追加すれば複数試験片の同時測定にも対応できます。
  • オプションの専用ソフトでパソコンと連携してデータの確認や保存が可能です。
特長(CGM-7) 仕様(CGM-7) 特長(DCM-2) 仕様(DCM-2)ダウンロード

CGM-7(交流電位差法-ACPD)特長

  • 試験片に供給する交流電流の周波数が300Hzから100kHzまで1Hzごとに連続的に変更可能です。
    ※モデルによって出力周波数の範囲は異なります。
  • 4種類のフィルティング設定が選択可能です。
  • ゲイン値は、1000から30000まで9種類から選択可能です。
  • 全てのモデルで2チャンネルを標準装備、そのままでリファレンス測定が可能です。
  • 供給電流値は、1mAごと最大2Aまで設定可能です。
    ※モデルにより異なります。
  • 出力信号のオフセット値は、−4Vから+4Vまで連続的に選択可能です。
  • PD値の抵抗成分と誘導成分を同時に表示します。
  • プリアンプユニットを各チャンネルに標準装備し、優れたSN比を実現しています。

    

クラックグロースモニターCGM-7は、(英国)マテレクト社が永年に亘る試験研究と経験により開発した、交流電位差法(ACPD)によりき裂の成長をモニターする測定器です。
同社が開発したCGM-5Rの、高い安定性と超高分解能自動位相設定機能を引き継ぎました。
マイクロプロセッサーをベースとして、測定に必要なパラメータ設定を前面のグラフィックディスプレイに表示させる使いやすいメニュープログラムにより行うことができる最新鋭の測定器です。


CGM-7(交流電位差法-ACPD)仕様

電流及び測定信号
電流値 フロントパネルのディスプレイに表示されるメニューにより、全ての周波数で0から2Amp(RMS)までの任意の値に設定できます。 (1部モデルは5Amp(RMS)まで)
また、負荷変動率は0.05%以内に抑えられており、抜群の安定性です。
実流電流値はディスプレイでモニターすることができます。
周波数 交流テスト電流の周波数は水晶制御により行われ、300Hzから100kHzまで連続的に変えることができます。
 (モデルにより異なります。)
発振周波数の安定数は0.01%を維持し、ひずみも0.2%以下です。
増幅機能 信号の増幅率 (ゲイン値)は、8つの設定値 (1000、1500、2000、3000、5000、7500、15000、30000X)から選択でき、各チャンネルごとに高入力インピーダンスのプリアンプユニットが採用されています。
プリアンプユニットを試験片に近いところに置くことにより、ノイズや”ピックアップ”の影響を最小限に抑えます。 (プリアンプゲイン値 500X)
オフセット 抵抗成分、誘導成分それぞれに付き、−4Vから+4Vの間で1mV 単位で連続的に設定可能です。
フィルター 4ポジション設定。
0.1Hz、80Hz、1kHzを遮断周波数とする低域フィルター及びOutポジションより選択できます。
出力
フロントパネルディスプレイ 2つのチャンネルそれぞれからのACPD信号は、フロントパネルディスプレイに表示されます。
位相調整後の数値とその二次元構成要素 (誘導成分と抵抗成分) が表示されます。
同時に、測定されたACPDの周波数と電流値も表示されるほか、設定ゲイン値、チャンネルごとのオフセット値も表示されます。
リアルパネル出力
  • 表示された電圧値そのままのアナログ出力
  • 同上デジタル出力 (RS232)
  • セット電流値・周波数のデジタル出力
  • 周辺マルチプレクシング機器 (オプション) を制御する信号
  • 外部電力供給
電源 100V 50Hz (標準) ※その他仕様についてはご相談ください。
外形寸法 H130mm × W450mm × D280mm
重量 12kg
動作温度 0−35℃ 本体
10−30℃ LCDディスプレイ
ウォームアップ時間 30分 (推奨)
オプション 
スキャニングシステム 複数のテストポイントをモニターする際に使用します。
モジュラーフォームになっており、4つのテストポイントで2点づつ測定を行うことができます。
SM1-HF ACPD切替モジュール 8 (2×4) チャンネル
SM2-HF テスト電流切替モジュール 4チャンネル
     

DCM-2(直流電位差法-DCPD)特長

     

標準仕様

  • パルス式DCPD方式を採用、熱起電力の発生を抑えています。
  • 測定値を確認しやすい、大型液晶画面を採用。
  • 操作系は、シンプルなダイヤルとクリックボタンのみで簡単にすばやく設定を行えます。
  • 初期PD値を任意の値に調整できる、オフセット機能を採用。
  • 最大出力電流は、50Aタイプと10Aタイプを用意しています。
  • 出力電流値は、10mAステップで設定できます。

オプション

  • 試験機からのトリガ信号に対応可能です。荷重入力波の入力は、最大・中間・最小点です。
  • 電流供給方式は、「リバース方式」を追加可能。標準のパルス方式と選択して使用できます。
  • 最大供給電流は、50Aまで製作可能です。
  • SMシステムを追加することで、複数(1ユニット4系統)試験片の同時測定ができます。
  • スキャニングソフトウェアを使用すると、PC上に測定値を表示しデータを保存することができます。

    

最新のマイクロプロセッサ技術を応用したDCM-2は、材料試験における「き裂」の伸展をモニターする測定器です。
各種荷重試験における試験片に一定の電流を流し、「き裂」の伸展に応じて変化する電圧を測定し、「き裂」をモニターします。
米国材料試験協会ASTM647基準に即して開発された「パルス式DCPD」技術をベースにユーザーの意見や提案を取り入れて在来機種の「DCM-1」を改良、新開発しました。
英国マテレクト社の「パルス式DCPD」法は、供給電流をパルス化することによって、DCPD法の大きな欠点であった熱起電力の発生を抑え、安定した測定結果が得られる優れた技術です。
また、標準の「パルス式DCPD」に加え、ユーザーからの要望が多い「リバース式DCPD」をオプションで設定しました。
試験環境に応じて「パルス式」と「リバース式」DCPDを選択して使用することができます。


DCM-2(直流電位差法-DCPD)仕様

電流及び測定信号
電流出力 電流出力は、フロントパネルのディスプレイに表示されるメニューにより、0mAから最大出力までの任意の値 (10mAステップ) に設定できます。
また、負荷変動率は0.1%以内で、抜群の安定性があります。
実流電流値は、液晶ディスプレイでモニターすることができます。
入力レンジ ±4500μV 分解能0.1μV
±450μV 分解能0.01μV
±45μV 分解能1nV
オフセット ±4.5mV 1μVステップで調整できます。
フィルター 3段階の設定が可能です。
同期機能 入力電圧レンジ
 最大:±20V
 最小:±150mV
周波数レンジ
 最大:1kHz
 最小:0.1Hz
荷重入力波の最大、最小、中間点に対応しています。
ディスプレイ 240×128ドット バックライト付き液晶パネル
ユーザーの設定により、X、Y信号あるいはX/Y信号等を表示します。
リアルパネル出力 電流出力:2-Way、3-Way Lemoコネクタ
信号出力:2-Way Lemoコネクタ
アナログ信号出力:X、Y、X/Y:BNCコネクタ
デジタル信号出力:RS232 9-Pin オス端子
電源 AC100V 50Hz (標準) ※その他仕様についてはご相談ください。
外形寸法 H130mm × W450mm × D280mm
重量 12kg
動作温度 0−35℃ 本体
10−30℃ LCDディスプレイ
ウォームアップ時間 30分 (推奨)
オプション 内蔵   プリアンプ 組込み増設用プリアンプ (2系統)
外部増設 プリアンプ 外部接続プリアンプ
内蔵    SC1-HC SMシステム用スキャンコントローラ
外部増設  SM1-HC 4系統 信号切替ユニット
外部増設  SM2-HC 4系統 試験電流切替ユニット (50Aまで対応)
ラックマウント・キット (19inch) 注文時オプション
     

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